フォト

おすすめ本

« サツキとツツジ | トップページ | 「まんまこと」 »

2008年6月 5日 (木)

「血染めのエッグ・コージイ事件」

ジェームズ・アンダーソン「血染めのエッグ・コージイ事件」扶桑社ミステリー

1975年発表の作品で、ミステリ黄金期の雰囲気を目指した本格派。
一度は日本でも「血のついたエッグ・コージイ」という題で出版されたが、全く注目されなかったとか…

1930年代、イギリスの田舎の広壮なバーフォード伯爵邸オールダリー荘に、多彩な顔ぶれが集まってきます。
伯爵の娘ジェラルディーンの親友だったジェーンは、貴族の家系だが落ちぶれて今は慣れない職を転々とする身。
わがままな客に切れてまた失業した所で、招かれて久々に伯爵邸を訪ねます。
伯爵の弟リチャードは、ある大公国との秘密外交に取り組み、折しも伯爵と共通の趣味がある銃器コレクターのアメリカ人富豪も来訪、客が13人になった所へ謎の美女・男爵夫人も登場~門前で事故にあって滞在することに。 そして、嵐の夜に、事件が…!?

アガサ・クリスティの作品のような舞台で、さまざまな思惑が交錯し、本格推理が展開。 パロディがかった面白みもあります。
「切り裂かれたミンクコート事件」と同じ作者で、今回は2作続いて発行となりました。
しかし、「血のついたエッグ・コージイ」じゃあ、いかにも地味ですよね。
エッグ・コージイとは、ゆで卵が冷めないように掛ける丸いカバーのこと。ピンと来る人は少ないでしょう。血がついていたからって、包丁で指をかすったのかな、って感じだし。
イギリスの大邸宅の朝食を思わせるアイテムで、大がかりな事件のヒントにこの小さな物の謎が…!というのが、本格ファンにはたまらないところなのかも?

« サツキとツツジ | トップページ | 「まんまこと」 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「血染めのエッグ・コージイ事件」:

« サツキとツツジ | トップページ | 「まんまこと」 »

2019年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

カテゴリー

最近のトラックバック

無料ブログはココログ