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2008年6月30日 (月)

「愛は売るもの」

ジル・チャーチル「愛は売るもの」東京創元社

グレイス&フェイヴァー・シリーズ第4弾。2003年の作品、2007年11月発行。
舞台は大恐慌後のアメリカ。
リリーと兄のロバートのブルースター兄妹は財産を失いましたが、グレイス&フェイヴァー・コテージという名前のついた田舎町の古い邸宅に住んで自活するという条件で、大伯父の遺産を受け取れることに。
慣れない勤めに苦労していた2人はニューヨークから引き上げ、邸宅の部屋を貸し出しながら暮らすことにします。
お気楽な育ちの2人がしだいに田舎町の地道な生活に馴染みつつ~やたらと事件に巻き込まれつつ?!成長していくのかな。

今回は、ルーズヴェルト有利が伝えられる大統領選挙の直前の時期。
小学校の女教師が病気のため、兄と妹は代理を頼まれます。
屋敷では、素性のはっきりしない男性4人の泊まり客が部屋に引きこもって話し合っているという怪しい状況。案の定、その一人が殺され、何と評判の悪いラジオ伝道師と判明。
怪しい人物もたくさん~ハンサムなウォーカー警察署長の聞き込みに、利発なリリーが協力します。元は事件など起こらなかった村なので、人手が足りないんですね。
前の事件の登場人物のその後や、新聞記者ジャックのゆっくり進む恋模様、友達になれそうな新顔も登場、楽しくなりそうな気配もアリです。

古き良き時代の面影を残しつつ、大恐慌後に貧富の差の大きくなったために揺れ動いている激動の時代でもあるわけです。
時々文章が素っ気ないというか、書き込みにむらがあるような…
今よりもオーソドックスな言葉遣いをしていた時代を反映した文体なのか?わかりやすく書こうとしているのと、時代を映したいという意欲が混じり合っているせいかな…?

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