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2008年6月10日 (火)

「絶対音感」

最相葉月「絶対音感」小学館文庫

最相葉月の出世作。
ノンフィクション大賞受賞ということで、印象に残っていました。
こっちはギリギリ音痴でない程度なので、もちろん絶対音感などあるわけがなく、音楽家のこともあまり知らないので、後回しにしていましたが~星新一について書いた評伝が評判が良いので、そっちを読む前にと。

一つの音だけを聞いた時に正確に音程がわかる、のが絶対音感。
小鳥のさえずりもサイレンも雑音も、全てドレミに聞こえているらしい。
絶対音感は音楽家には必要不可欠な物なのか?
様々な角度から迫っていきます。

交響曲を書く作曲家や、指揮者なんか必要なんだろうな?と思いますよね。
音楽家でも絶対音感のない人はいるそうです。
早い時期から教育すれば、後天的に身につけることも出来るそうで、日本は幼児音楽教育が進んでいるために、身につけた子供が珍しく多いらしい。
不協和音やちょっとした音程のずれが気になって仕方がないとか、良いことばかりではないというあたりも面白い内容でした。

音楽家のエピソードが印象的で読ませます。
中でも熱を入れて描かれているのは、五嶋みどり一家。
母親の徹底的な訓練によって、五嶋みどりは絶対音感も得たそうです。厳し過ぎるほどの教育があったからこそ才能は開花したわけですが、一体化しすぎて、親離れ子離れにも苦悩することに。
反省も込めて、弟に対しては教育法を変えているそうですが、こっちは生まれながらにして絶対音感はあるとか。
必ずしも絶対音感のことに絞った話ではないのですが…読み応えのある内容でした。

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