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2008年4月27日 (日)

「サクリファイス」

近藤史恵「サクリファイス」新潮社

最近、決まったばかりの本屋大賞2位です。
候補に挙がったと聞いて読んでみたもの。
初めての作家さんで、タイトルでも見当がつかなかったけど~自転車ロードレースの話。
日本ではマイナーなスポーツで、ルールも解りにくいけど、独特なルールゆえの面白さに焦点を当てているので、だんだんに解ってきます。

白石誓(ちか)は中距離でインターハイにも出たほどの選手でしたが、本人は勝つことに意味を感じられないでいました。
チームプレーに魅力を感じてロードレースに転身。アシストに力を尽くします。

5時間以上スピードを出して走るので、先頭にいる選手は風圧を受けて消耗することになるため、競い合うチームでも先頭は時々交替するのがマナー。その辺が紳士のスポーツなんですね。
チームのエースを守るためには、他の選手がその前を走ったり、先頭集団に入って全体を引っ張ったりするという作戦をこらす。個人の成績は二の次で、エースを立てるのが、アシストの役割なんですね。

誓は、ワンマンなエースの石尾豪を尊敬していましたが、石尾には伸びてくる若手をつぶすという黒い噂が…
その真相は?
突っかかってくる同世代のライバルと共に練習し、ベテランのアドバイスを聞きつつ、世界へ出ていくチャンスに胸を弾ませ、別れた恋人との再会に葛藤し…
ぐいぐい引き込んで、あっと言う間に読ませてくれます。
別れた恋人が誓の性格を全く理解していないのが、苦みとして効いてるような…
最近ヒットが多い~女性が描くスポーツものの一つと見ることも出来ますね。

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