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2008年2月 3日 (日)

「名もなき毒」

宮部みゆき「名もなき毒」幻冬舎

「誰か」の続編~事件は違うので、独立して読めます。
1年ぐらい前の話題作かな。

財閥の娘と結婚した杉村三郎が主人公。
いたって欲のない、人が良いだけの若い父親という~探偵役としては異色の設定。
若く美しい金持ちの妻を持つ人も羨む境遇だが、会社は継がないと決まっているのに金目当てという誤解から非難も浴び、親には勘当される始末~嫉妬の視線にも晒されて実は気苦労の日々なのでした。
この普通の男が妙に事件を呼ぶ?日常に潜む悪を描くシリーズのようです。

バイトに雇った娘の異常な行動を調べているうちに、コンビニでの無差別殺人の被害者一家と知り合い、二つの事件に対応する羽目に。
クレーマーとでもいうのか、この娘の嫌がらせや凝りなさかげんには閉口します。
名もなき毒というのは、飲み物に入れられた毒と、ハウスシックの原因になる土壌汚染などの毒、そして人の心に中にあり周りを害する毒…という三つの毒のようです。
ハウスシックの症状は、不定愁訴と言われたり他の病名がついたりしやすいような、ごくありがちなものなので~え、私の症状も?と考えてしまったりして。
穏やかなタッチで淡々と描かれますが、すぐそこにあるようでリアル~!で怖い…
リアルすぎて後味はさっぱりはしませんが、読んだ甲斐はありました。

主人公とは違って?プロ意識の感じられるルポライターや、新入りのバイトになるゴンちゃんなど、新しいキャラが新鮮。
主人公はだんだん探偵になりそうな感じですが、どうでしょう~見るからに幸せそうな人って、犯人や被害者の反発を買いそう?事件にも向き不向きがありそうですね!?

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