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2008年2月 1日 (金)

「エル・アルコン」

青池保子のコミックを原作とした宝塚の舞台を見てきました。
星組で、主役のティリアン・パーシモンは安蘭けい。
女海賊ギルダに遠野あすか。
ルミナス・レッド・ベネディクトに柚希礼音。
宝塚は久しぶりなので、すっかり代替わりしていて、知らない人ばかり…

16世紀後半、イギリスとスペインとフランスが海の覇権を争う時代。
イギリスはエリザベス女王の治世、スペイン系の母を持つパーシモン家の御曹司ティリアンはスペインに憧れていました。
多くの愛人を同居させている父は、自分の事は棚に上げて妻とその従兄の不貞を疑い、見るからにスペイン系の黒髪のティリアンは父に疎まれて、友達もなく育ちます。
野望を秘めて海軍に入り、異例の昇進をとげて大佐となるティリアンは、船乗りとしては優秀で部下には尊敬されるが、人を愛さない冷たい目をした男。
大商人ベネディクトを陥れてスペインのスパイとして処刑させ(自分がそうなんですが)、ティリアンを恨むベネディクトの息子のルミナスは、海賊レッド(といっても義賊)となってティリアンとの対決を目指します。
女海賊ギルダはもともと貴族として所有するウェサン島を守るためにスペインと争い、ティリアンとは良きライバル?として何度か邂逅を持ちます。傷だらけの誇り高い女性に、いつになくティリアンの心も動き、ウェサン島は侵攻すまいとするのですが…
実の父かも知れない母の従兄までも反逆罪として葬り去り、ティリアンはついにスペインに亡命、間もなくイギリスと無敵艦隊との闘いが始まり…

舞台は主要人物総登場のシーンから、まず少年時代のエピソードへ。
一気に派手な赤い衣装の大人になったティリアンへと転換し、レッドの父を陥れる場面へ。時代色の出ている衣装は特にマントが素敵です。
細面の暗い美貌のティリアン、目元が原画に似ていました。レッドは明るい存在感があって、声質も違い、良い対比になっています。
海軍としての活躍は多少はしょってありますが、愛憎半ばするギルダの存在はクローズアップされてます。娘役トップ、しっかりした演技でした。
付き従う少年ニコラスが可愛いんだけど~セリフは少ない。若手なためらしいですね。

ティリアンは悪い男なので、昔の宝塚では出来なかったでしょうね。
青池さんの絵だとめちゃくちゃ迫力があってセクシーなのです。
ストーリー的には、レッドを主人公にした「七つの海七つの空」でティリアンを敵役という展開もありかな?
でも、圧倒的な魅力を持ち作品世界を支配するティリアンは、トップ男役にふさわしい役柄ですね。
劇評で「次々に女性をレイプし、その女性が恋に落ちてしまう展開」みたいな書かれ方をしてましたが~それは違う!レイプじゃないんですよ。
途中でクラッとさせているので、強引ではありますが~ちゃんと口説き落としてるわけです。
悪い男だから、恋しても幸せになれるってわけじゃないですけどね(^^;

宝塚を最後に見た時(4年前?)とはそんなに劇場は変わっていないと思うのですが、10年以上前の印象の方が強いので、昔よりずっと音響が良いのに感心。音そのものをちゃんと聴いていられますね。
全員のスタイルが良くて顔も小さく、漫画とのギャップが大きくないから見ていて何となく楽ですね(^^)
ショーは夢の世界だわ~。
カラフルで、次から次へと繰り出されるドレスやかっこいいタキシード…
ラインダンスが大人っぽくて良かったです。
タンゴ調で黒い衣装のせいもあるけど、昔は健康的で可愛いダンスの方が多かったと思うの。今はずっとハイレグになった衣装で脚の長いこと~みんな綺麗でした!

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