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2008年1月24日 (木)

「赤き死の訪れ」

ポール・ドハティ「赤き死の訪れ」創元推理文庫

クランストン検死官とその書記を務めるアセルスタン修道士が主人公の歴史ミステリ。シリーズ2冊目。
14世紀、フランスとの百年戦争がまだ決着していないというあまり知られていない時代。
エドワード3世と息子のエドワード黒太子が相次いで亡くなり、幼いリチャードが跡を継いでいます。
歴史物の雰囲気は横溢しているので私には親しみやすい世界ですが~どれぐらいの読者に受けるんだか、はらはらしてしまいます(^^;

ロンドン塔の塔守ホイットン卿が雪の夜、屋上の個室で殺された。何かに怯えて用心していたらしいのだが…
足跡もない密室での殺人事件で、一緒に暮らしていた家族や召使い達もいかにも怪しい。
ロンドン塔はまだ刑務所専門ではないのですが、当時既に「赤き死の館」という異名があったらしく、秘められた謎はいかにもロンドン塔らしい。

貧しい地域の教会を担当する痩せて真面目なアセルスタン修道士と、身分ある豪快な大食漢のクランストン卿は名コンビ。正反対なので、理解し合う所までは行ってませんが、少しそんな気配もありですね。
大酒飲みのクランストンの人物造形は時代色が出ているのか…現代物の困った上司よりも喜怒哀楽が激しいです。 最愛の妻のことではすぐに動揺するのがちょっと可愛い。
ルネサンス的というか~もっと古い時代なので中世的人間像かな?

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