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2008年1月28日 (月)

「祝宴」

ディック・フランシス、フェリックス・フランシス「祝宴」早川書房

「再起」で復活したフランシス、今度は息子のフェリックスとの共著という形での新作です。
子供の頃から父と母が自作について語り合うのを聞いて暮らし、何年か前から一家全体のマネージャーという仕事をこなしてきたんだそうです。
家庭が小説工房だったんですねえ。

さて今回の主人公はマックス・モアトン。
若い時にミシュランの一つ星を史上最年少で受けたという栄誉もある、若手のシェフ。
ニューマーケット競馬場の近くに店を出しています。

ある日、食中毒が発生、店は閉鎖の危機に見舞われます。
翌日、競馬場で豪華なランチを出していた時に、近くの座席が爆破され、テロ行為と思われたのでしたが…
食中毒の方は身に覚えのないインゲンの害(生だと毒なんだそうです)が報告され、何者かが混入したかと自ら調査に乗り出します。
雇っている人間が東欧からの難民など多彩なのは~時代ですね。

主人公の外見ははっきりした描写がないんですが、ハンサムなんでしょう!?
ヴィオラ奏者の美女も登場、最初は食中毒で訴えられるという出会いですが、軽口をたたき合いながら順調に恋が進展します。
まだ30で人生はこれからが本番という空気、全体に若々しく、読者を楽しませようというムードですね。

家族が競馬関係で本人は違うというのは、フェリックスの視点に合わせているのかも。
危険を察知してからの行動がやや無防備なような気もするが、探偵の専門家ではないし、あのシッド・ハレーですら隙があったんですからねえ(^^;
特別な傑作ではないけれど、水準は行っています。
次回作も楽しみに待てそうです。

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