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2007年7月20日 (金)

「異人館」

レジナルド・ヒル「異人館」ハヤカワ・ポケット・ミステリ

ヒルの新作が出てるっ!?~ダルジール物かと思ったら違いました。
特異な設定で、いつも以上に展開の予測が出来ない~何やり出すかわからない人なんですけどね。

舞台は現代ですが、何百年も同じ家系が暮らしているような小さな村に、自らのルーツを求めて運命的に引き寄せられた男女が主人公。
かたやスペインとイギリスの血をひいたワイン商の息子。子供の頃から幽霊を見て、召命を感じて司祭を目指すが挫折?
ヒロインはオーストラリア移民の子孫で、数学の才能がありケンブリッジに留学してきたサム。赤毛で少女のようにほっそりして生きが良く、霊感などは全く受け付けません。
水と油のような2人が出会い、お館の妖艶な孫娘などと絡みながら、すべてが筒抜けのような村で、じりじりと真相に迫っていきます。

400年前の事件と40年前の事件とが連鎖して明らかになっていくという趣向。
カトリックとプロテスタント(というかイギリス国教)の対立のあたりは、映画の「エリザベス」やアリスン・アトリーなど思い出したりしつつ読みました。
どう転ぶか全くわからない複雑な要素と、こってりと魅力的な登場人物の交錯がやがて大団円へと…面白かったです!
後味もかなりよいので、オススメ出来ます。

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