フォト

おすすめ本

« 「はるかなる地球帝国」 | トップページ | 「知的きもの入門」 »

2006年11月23日 (木)

「うつもまた楽し」

斎藤茂太「うつもまた楽し」大和書房

これを読んでいる途中で訃報を知り、驚きました。
風貌そのままのふわっとした語り口で読む人をほっとさせてくれる茂太さん。
うつが国民病のようになってきた昨今、何かお薦め出来る本はないかと探していました。自分もちょっと気分が落ち込むことはあるので~あまり深刻な症例が載っているような真剣な本ではかえって暗くなってしまいそうですから…
これは臨床の知識に基づいて、一般向きにわかりやすく書かれている名著と思います。

うつになりやすい性格は日本人に多い性格でもあるとか。
真面目で神経質な頑張りやさんってことですね。何かあった時に自分を責めて落ち込んでしまうタイプ。
神経質な人はその性格を生かして学校の成績が良い、と言われてみると確かにそうですね~。世間に出ると、仕事や人生は試験とは違うので自分一人がどう頑張っても結果が出るとは限らない、上司も部下も家族も言うことを聞いてくれるとは限らない、確かにね!
処方箋は目標設定を高くしすぎないこと。肩の力を抜いて、なんでも百点を取ろうとしないことだそうです。

生きていて何かとちょっとした憂さがあるのは当たり前、それを感じるのは正常な神経の持ち主だという証拠で、そこまでは健康。憂さがたまって、生きる気力が萎えていくような事にならなければよいのです。
気分転換の方法を身につければ、だんだん楽になっていく…

ストレスというのは、必ずしも悪いことではなく、それ故に頑張れることもある。あって当たり前の物で、ただ無くそうとする必要はないんですね。
これも実例を挙げて言われてみて納得!
同じストレスが続くよりは、違うストレスに切り替えた方が能率が上がるとか。頭を使うストレスの後には運動が効果的なのもその理屈。

また精神的な疲れを取るには時間の経過も大切だそうです。大きな事があった後で、他のことにすぐ立ち向かおうとするとポッキリなるとか…
もしかして、今の自分がそうなのかも~プチ無理!?ってとこですかね。ちょっと焦っていたかなあ…
気分転換のためにも趣味を持つのは大切なこと。趣味を仕事にした場合には切り替えが出来ないために苦しむこともあるそうで。これは個人的によくわかる~!?

精神科の門を叩く人の7割がうつ、というぐらいになって来たそうですが、来てくれれば半分は治ったようなもの。
自覚がないまま無理をしている状態が長引いてしまうよりは、風邪をひいたら病院へ行くぐらいの気持ちで、早めに気軽に相談して欲しいそうです。

« 「はるかなる地球帝国」 | トップページ | 「知的きもの入門」 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「うつもまた楽し」:

« 「はるかなる地球帝国」 | トップページ | 「知的きもの入門」 »

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

カテゴリー

最近のトラックバック

無料ブログはココログ