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2006年9月10日 (日)

「功名が辻(三)」

司馬遼太郎「功名が辻(三)」文春文庫

秀吉晩年の末期的症状のあれこれと、関ヶ原前夜の武将達の動向が主に語られます。
遠征や築城にかかる費用を秀吉は自分では出さず、大名達に自腹を切らせていたとは驚きました。
考えてみたら、そうでもなければ出来ないか…?
ご道楽がいつ止むかと全国が待ちかねている有様だったんですね。

千代は淀君に小袖のことで呼び出され、側近の大蔵卿の局に味方になるように迫られて、キッパリ断ってしまいます。この辺は史実かどうか知りませんが~ドラマには出てくるでしょうね。
ついに挙兵した三成方から届いた誘いの書状を、封を切らずに徳川へ見せるようにと、陣中にある一豊に言ってやったのは史実。
こちらの方が、十両で名馬を買ったのよりもお手柄ですね。本当に賢かったんだとよくわかります。

同じ時期にガラシャ夫人は自邸の礼拝堂で家来に胸を突かせて自決。
ガラシャは名高い美人で、夫の細川忠興の熱愛ぶりは当時珍しいほどだったため、奥方を人質に取れば寝返るのではと狙われていたとか。
このいきさつも鮮烈です。
 
秀頼は成長した時には見たところは意外に立派な青年になっていたということだけれども、城中で女官にかしずかれているだけの生活だったので、これでは暗愚になるしかないと作者の弁。
…そ、そうかもしれない…
さて、4巻で終わりなんですが~どうしようかな。

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