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2006年8月 7日 (月)

「初めて買うきもの」

波野好江「初めて買うきもの」光文社・知恵の森文庫

女形の家に育ち、勘九郎(現・勘三郎)に嫁いで、着物を見慣れ、着慣れている作者の経験を生かして、初心者向けの心得をまとめた物。
値段の見当もはっきり書かれているし、柄の選び方なども写真が載っていて、活用度が高い物はどういうものか、綺麗に見せるちょっとしたコツなど詳しくて親切です。

たくさん入っている着物姿の写真もふんわりと清楚で素敵。
歌舞伎座のロビーで役者の奥さんが挨拶している時、確かにこういう着こなしをしていたなぁ…
ものやわらかな語り口が人柄をしのばせ、着物を仕立てては季節を感じながら着るような伝統ある世界への憧れを誘います。

これからきちんとした席に出たり目上の人と一緒の場合に着物を着る機会が増えるような人ならば、最適かと。
絹物を仕立てる、という世界の話なので~袋帯の想定価格は高いです!どこへ出しても恥ずかしくないというレベルを求めるのでなければ、もっと安いのがありますよ。
文字通り初めて、まずポリエステルかウールで一着という場合には、すぐには関係のない話かも知れませんが…
今後だんだんと場を広げて着て行きたいと思うならば、品良く見えて失敗のない着こなし、という点ではバイブル的な本だと思います。
失敗のない着こなし、って言うと面倒みたいですが、着物の良さがどこにあるか、というのがわかる感じの書き方なのです。

私も2年前に最初読んだ時には(色無地や付下げを仕立てる予定がないので)あまり関係なかったかなと思いましたが、まずウィンドウショッピングすること、という忠告に従い、ここに出ている店も何軒か回りましたよ。楽しかったです~。
今回、夏物を着る時期としまい方を確認するために読み始め、細かいコツが面白いので結局全部読み返しました。

文庫は03年発行、元は92年に発行された内容ということで、写真はちょっと前の物になりますね。
最新流行は載っていませんが~基本的なところは不変なので、役に立つと思います。

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