フォト

おすすめ本

« 海老玉サンド | トップページ | 「ハウルの動く城」 »

2006年7月22日 (土)

「直線」

ディック・フランシス「直線」ハヤカワ文庫

ちょっと夏風邪ぎみで頭が重いので~安らぎを求めて、お馴染みの作品を読み返しました。
文庫発行は95年、原著は89年の作品です。

騎手デリックは足首骨折で休業中、事故で急死した兄から宝石の輸入会社をはじめとする全てを受け継ぐことになります。
年の離れた兄グレヴィルとは一緒に暮らしたことがなく、大人になってから新たに知り合い始めたばかりのようなもの。
畑違いの仕事に戸惑いながらも、周囲の不信の目を跳ね返し、兄が大量に買い付けたダイヤが行方不明になっている謎を追求していくと、なぜか命を狙われる羽目に…!?

今回のヒーローは成功している現役の騎手でもあるので競馬がらみのシーンもありますが、怪我で休業中ということもあってか、デリックの性格はフランシスの作品の中でも物静かな方でしょう。
淡々としていてやや孤独がちだが内面は真っ直ぐなところが兄弟で共通しているようで、兄の人柄を再発見していく様子がさわやかな雰囲気を醸しだしています。

兄の愛人との出会いは一捻りしてあり、会社に勤めている女性達も個性的で、ジューンが可愛い。
兄というのが小道具好きで、最新の機器を取りそろえ、本は中が空になって物が入るようになっているし、床にも机にも隠し戸棚、パソコンには謎々のファイルと遊び心旺盛なのが面白く、古き良き探偵物みたいな楽しさもありますよ。
解説が池澤夏樹氏です。

« 海老玉サンド | トップページ | 「ハウルの動く城」 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「直線」:

« 海老玉サンド | トップページ | 「ハウルの動く城」 »

2019年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

カテゴリー

最近のトラックバック

無料ブログはココログ