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2006年4月 2日 (日)

映画「抱擁」

「抱擁」という映画を見ました。
A.S.バイアットの原作はブッカー賞を受賞しているという文学物です。
前に読んだことがあり、面白かったんですよ。ほとんど忠実な映画化ですが~原作の方が登場人物が多くて、それぞれの個性が強烈かな。

若手の研究者ローランドは、19世紀の有名な詩人アッシュの蔵書を調べていて、本に挟まれた書きかけの手紙を見つけます。アッシュの自筆の手紙にはラブレターともとれる文面が…
手紙の宛先と思われる当時の女性詩人ラモットの足跡を求めて、モード・ベイリー博士に協力を求めると、彼女はラモットの遠縁にあたり、共にかってのラモットの部屋を探すと、そこで大発見!
秘められた恋の真相を探りながら、ヨークシャーやフランスまで旅をするうちに、恋愛に臆病になっていた現代の二人の間にも恋が芽生え…

モードをグウィネス・パルトロウ。知的な感じが板について大人っぽく、自然に演じています。原作だと最初はもっときつい感じだったので、あれでも良かったかな~?
ローランドをアーロン・エッカート。体格が良くて感受性の豊かそうなまなざしとは、おや~良い感じ。

詩人アッシュはジェレミー・ノーサム。19世紀コスプレ総なめの彼、肩の線が綺麗~。いつもより内省的な表情、まるで本物のようです。
ラモット役のジェニファー・エールも当時の髪型がよく似合い、情念がにじむような目元で印象的。
どっかで見た顔なんだけど~と思ったら「高慢と偏見」で気の強いヒロインを演じていた人。さらに「ワイルド」で助演賞を取っているというのは…オスカー・ワイルドの妻役ってことですね、なるほど。

とにかく風景がとても美しくて、目を洗われるよう。
建物も自然も当時のままに残っている物が多いのに驚かされます。
19世紀の恋人達はラファエル前派の絵さながらの衣装とムードで、せつせつたる思いを見せてくれます。悲劇を含んだ苦しい恋愛ですが、手紙には書かれていない部分で救いを残すという粋な結末。
現代の恋人達もなかなか感じが良いので、ほっとして終わることが出来ました。

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