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2006年4月21日 (金)

「アウトローのO」

スー・グラフトン「アウトローのO」ハヤカワ・ミステリ文庫

「アリバイのA」に始まる私立探偵キンジー・ミルホーンのシリーズ15作目。
あちらではSあたりまで出ているのかな。
どこまで読んだのか解らなくなったため、「裁きのJ」から読み直していました。
やっと読んでいない新作に来た~?(@@;

シリーズは82年に始まり、ほぼ年一作の刊行ながら、内容はゆっくりしたペースで進んでいるので、この段階でも話の舞台は86年、キンジーは36歳。
携帯電話もなく、ヴェトナムの記憶もまだ新しい時代に生きています。
ジョギングしつつジャンクフードをたっぷり食べるのは相変わらず、忍び込むのが好きではらはらさせられるのも相変わらず。
お洒落にびっくりするほど疎いのも~30代半ばの自分を振り返ると、確かに忙しい時期でけっこうあり得たかなあ?

キンジーが最初に結婚した夫の元に置いてきた私物が貸倉庫から見つかり、その中には思いもよらない一通の手紙が!
さらに、別れた夫が行方不明とわかります。
キンジーが警官になったばかりの頃、先輩で強面なタイプのミッキー・マグルーダーに恋をして結婚したのでしたが、暴力事件に巻き込まれて偽証を頼まれ…
これまで明らかにされなかった若かりし日の離婚の真相が語られます。

キンジー自身も知らなかった当時の隠れたいきさつを14年後の今になって知り、責任を感じて追求するキンジーがかっこいい。
少し大人になりつつも、取り返せない年月の重みを感じさせ、余韻のある結末です。
これは欠かせない一冊ですね。

「裁きのJ」は天涯孤独と思っていたキンジーに親戚がいることがわかる話でした。
その後、ロバート・ディーツとの再会と別れ、ロージーの結婚などの展開がありましたが、私生活の変化は非常にゆっくりしたものです。
Zまで書くと考えると、そうなるんでしょうかね~。

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