フォト

おすすめ本

« 昨日はトライフル | トップページ | おとといのサンドイッチ »

2006年3月 8日 (水)

「ユージニア」

恩田陸「ユージニア」角川書店

とある海に面した古い城下町で起きた殺人事件をめぐる因縁めいた物語。
名家で米寿の祝いの集まりがあった時に、毒を飲まされた十人以上の人が亡くなった異常な出来事に小学生の時に遭遇した女性、満喜子は10年後にただ一度、一冊の本を書いたのです。
「忘れられた祝祭」という奇妙なタイトルで、当時を知る人にインタビューしてまとめたものだが、犯人については「被疑者死亡のまま未解決」以上のことは特定していない内容でした。

満喜子が語る当時の話やメモ、家族の話、調査に協力した後輩や、捜査した刑事など、様々な視点から語られていき、異様な事件がそれだけで終わらなかった吸引力を感じさせるいきさつが描かれ、一家で一人だけ生き残った盲目の少女をめぐる謎が次第に膨らんでいきます。
端正な文体で興味をひく展開に上手く持っていってますが…

え~と、ネタばれはしない主義なんですが~
最後の方でのあのほのめかしは…結局…
もう少し書き込むなりなんなり、やりようないんですかね?
直木賞候補作だそうですが、受賞しなくとも無理ないかと…(@@;

推理小説と言うよりも「六番目の小夜子」の読者が大人になった時に読む、リアルな恐怖小説、かな?

« 昨日はトライフル | トップページ | おとといのサンドイッチ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「ユージニア」:

« 昨日はトライフル | トップページ | おとといのサンドイッチ »

2019年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

カテゴリー

最近のトラックバック

無料ブログはココログ