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2006年3月16日 (木)

映画「キング・アーサー」

これも見たかった映画をやっとこさ見ることが出来ました。
アーサー王伝説の一つの解釈といいますか…
物語の元になった史実はひょっとしたらこんな風ではなかったか、という着想でリアルに描かれています。
暗い森や平原のシーンは往時を思わせて説得力がありました。

アーサー王は、5世紀初め頃にベイドン・ヒルの戦いで、侵攻してきたサクソンの大群を打ち破ったブリトン人の大将がモデルというのは前からの定説です。
当時の記録は口承で、残っている文献は遙か後12世紀になってからの物。おそらく複数の将軍の逸話が合わさったのではないかと言われていました。
物語が広まるのはさらに15世紀にかけてで、これまでの映画はその頃の風俗を元にしていました。

これを古代ローマ帝国に征服されたサルマート人の騎士たちが15年の兵役を終える日に危険な任務を命ぜられる話にしてあって、鎧姿など妙に「七人の侍」めいています。
サルマートって初めて聞きましたが、この辺は最新の研究成果を取り入れたらしいです。

主演は地味ですね~。
アーサーだけがローマ人とブリトン人の混血という設定。これはあり得ると思うし、悩める歴戦の兵士という役柄に合う風貌ではありますが。
あの時代に「自由を求めて戦う」なんて高らかに言いますかね。

ランスロット役がヨアン・グリフィス(私にとってはホーンブロワー役者)なのがちょっと良いです…りりしくて直情的で分かり易い役。
ただし、展開は今ひとつ。
後世に書かれた物語そのものにする必要はないけれど、その不足を補うには起伏や捻りが足りない。グィネヴィアとはもう少し違う関わりがあった方が面白くなったでしょう。

グィネヴィアは蛮族ウォードの娘ということになっていて、キーラ・ナイトレイ。
野性的で気の強い賢い美女ってのはけっこうですが~
あんなに細身で手を怪我していて、肉弾戦で半裸で戦うというのはいかがなものか…
当時の衣装にああいうのもあったようですが、激戦の場では怪我しやすくて不都合なのでは。セクシー路線をねらうにはロングでちらっとしか映さないし、半端なんじゃ(^^;

騎士達は意外と伝説通りに名前を出して貰ってるんですが、子沢山のボース以外はあまり個性がはっきりしないですね。
サクソンの首領の息子が氷の上で戦うあたりが面白かったです。
アーサー王物の一つの異色作としては楽しめましたが、興行的には成功しなかったんでは…?

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