フォト

おすすめ本

« 本日はキャラメルバナナ | トップページ | 撮影中の飛び入り »

2006年2月11日 (土)

「地上のヴィーナス」

サラ・デュナント「地上のヴィーナス」河出書房新社

ルネサンス期のフィレンツェを舞台に、波乱の人生を送った女性の一代記。
尼僧院で謎の死を遂げた女性に刺青があったというセンセーショナルな出だしはミステリ作家らしい?
敬虔な尼僧の正体は‥

のっぽで奥手な少女アレッサンドラは富裕な織物商の末娘。
メディチ家の支配するフィレンツェの自由な空気の中で育ちますが、それでも女性が教育を受けるのは例外的だったのです。
そんな時代に女としては優秀すぎるほど才能に恵まれ、絵を描くことを熱望しながら、画家になる道は完全に閉ざされていました。
屋敷の礼拝堂に絵を描きに来た画家に心惹かれるのですが‥

ロレンツォ・デ・メディチが亡くなり、修道僧サヴォナローラが台頭して一気に禁欲的な暗い時代になった所へ、さらにフランス軍の侵攻と危機が続く中で、急に決まった結婚が意外な展開を招くのです。
資料を駆使して熱っぽく生き生きと描かれた、読み応えのある物語です。

何が好きといって~ルネサンス期のフィレンツェは大好物(^^)
旅行経験が少ない私が最初に行った海外旅行はイタリアで、中1週間のうち3日はフィレンツェに滞在したほど。
ルネサンスはもっと自由かと思いましたが、そういえば女流画家なんていなかったんですねえ。
激動の時代を果敢に生き抜く女の人生に、ちらほらと有名な画家の噂が出るのも楽しいですよ(^^)

« 本日はキャラメルバナナ | トップページ | 撮影中の飛び入り »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「地上のヴィーナス」:

« 本日はキャラメルバナナ | トップページ | 撮影中の飛び入り »

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

カテゴリー

最近のトラックバック

無料ブログはココログ