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2006年1月27日 (金)

「警視の接吻」

デボラ・クロンビー「警視の接吻」講談社文庫

最新作「警視の不信」を先日取り上げましたが、手元にあったこの作品も再読してみました。

美しい女性の死体が人気のない公園で発見され、警視キンケイドと恋人の巡査部長ジェマが休暇返上で捜査に当たることになります。
人目を惹く美女は紅茶の会社を親から継いだ経営者アナベルで、エネルギッシュで有能な、周りをかすませるような存在だったことがわかってきます。
男性の作家ならファム・ファタール的に描きそうですが、女性の視点で、恵まれているなりの苦労や自己実現しようとあがく様子が、共感的に描かれているのが新鮮でした。

次々に登場人物の視点を変えて物語が展開し、数十年前に遡る因縁も次第に明らかになってくるあたり、「警視の不信」と似た構造です。この頃、完全にこうだったのか…
ただ、最初の方がやや複雑すぎて~後半盛り上がってくるところまでが長過ぎるかな?

何組もの男女が登場するので、全体に恋愛要素の強い作品。そういうものが読みたい人にはうってつけ(^^)
肝心の警視は1に仕事、2に息子、3にやっと恋人、という状態なのでジェマの心が揺らぎます。
どっちかというと「警視は接吻しない」という内容~(このタイトルじゃパーネル・ホール?)

読んだのは今月上旬、締め切り前でした(^^;

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