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2005年12月17日 (土)

「警視の不信」

デボラ・クロンビー「警視の不信」講談社文庫(西田佳子・訳)

キンケイド&ジェマのシリーズも8作目。
誰なのかわからない人物の過去の回想も交えながら進む展開で、今までで一番緻密な構成。多彩な人物がくっきりと描き分けられています。

「警視の休暇」「警視の隣人」「警視の秘密」「警視の愛人」「警視の死角」「警視の接吻」「警視の予感」と続いてきました。
最初から読まなくても差し支えありませんが、ハンサムで優しいエリートで離婚に傷ついた警視という~そんなんいるか!?って夢のような?設定が楽しい(^^)
子供を抱えてダメ男と別れたジェマの人柄の良さと現実味が上手くかみ合っている展開で、5冊目辺りから俄然面白いです。

警視ダンカン・キンケイドと部下であるジェマ・ジェイムズは仕事でまずコンビを組み、やがて恋仲となって、今は警部補に昇進したばかりのジェマが妊娠しています。
まだ周囲に公表していない状態で、不安もありつつ、だんだんと深まっていく関係に心温まります。

近所でアンティーク・ディーラーの若い妻が殺され、ノティング・ヒル署勤務のジェマが初めて指揮をすることになります。
似た手口の事件との関連が疑われ、スコットランド・ヤード勤務のキンケイドも参加することに。
ポートベロという有名なマーケット街も近く、そこは移民の集まる地域でもあり、人間関係が複雑に交錯していたのでした。
悲劇的な部分もあるストーリーですが、余韻を残す結末が出色の仕上がりになっています。

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