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2005年11月 9日 (水)

エレアノールとサライ

カニグズバーグ作品集4「誇り高き王妃」「ジョコンダ夫人の肖像」
カニグズバーグは児童文学作家で、だいぶ前に「クローディアの秘密」を読んだことがあります。
これは珍しい?歴史物で~
一作目「誇り高き王妃」は、フランスの大貴族の跡継ぎ娘で、フランス王と離婚成立した直後にイギリス王ヘンリーと結婚した女傑、エレアノール・ダキテーヌの話。
エレアノールは美貌で気が強く華やかなことが好きで、信心深いフランス王とは合わなかったんですね。
ヘンリーとの間には何人も子供がいて、当初はうまくいっていたようですが、ヘンリーの浮気や跡継ぎ問題から険悪になり、ヨーロッパを揺るがす事態を巻き起こします。
長男が獅子心王リチャードとして有名で、ロビン・フッドの時代の王様です。リチャードはフランスで育ったためかお母さん寄りで、末っ子のジョンは父親の秘蔵っ子だったのでした。そのいきさつもなるほどと納得。
天国で何百年も暮らした後に、数人で回想するという形になっていますが、わかりやすくユーモラスで、とても面白く読めました。

「ジョコンダ夫人の肖像」は弟子のサライの視点から、モナリザ製作に至るまでの意外ないきさつを描いています。
サライは美貌ではあったけれど育ちが悪くて手癖も悪く、まったく画才はなかったにもかかわらず、明るく呑気な性格がダ・ヴィンチと対照的であったためか、お気に入りの弟子でした。
孤高の天才ダ・ヴィンチとの独特なバランスを実感あふれる筆致で捉えていて、デステ家の姉妹とのやり取りなども、本当にこうだったのかもという気がしてきます。(^^)
前に読んだ本ですが、お気に入りなので、ご紹介しておきます。

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