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2005年11月12日 (土)

「ベローナ・クラブの不愉快な事件」

ドロシイ・L・セイヤーズ「ベローナ・クラブの不愉快な事件」創元推理文庫(浅羽莢子・訳)

セイヤーズ女史のピーター・ウィムジイ卿ものの第四作。
一通り読んだはずなのに覚えがないので読んでみました。
大作ではありませんが、洒落のめしたレトロな雰囲気がなかなか良い感じでした。
原著は1928年発行。

ピーター卿は長身で金髪、教養豊かで育ちが良く、気だても良い財産家、しかもこの時は独身。
すごいハンサムってわけではなさそうだけど、知的な風貌でしょう。
運命の女性ハリエットに出会うのが5作目で、それ以前の余裕綽々の有閑紳士ぶりを楽しめます。
バンターという執事もいます! 彼も良くできた男ですが、こちらは主を尊敬していると思われます(^^;

クラブというのはイギリス独特の紳士の社交場で、ホームズの兄マイクロフトがいつもいたような男性だけでくつろげる所ですね。
ベローナ・クラブは退役軍人が多いようで、ピーター卿もその一人。
まだ若いけど、第一次世界大戦に出た後、ということですね。

常連の老人がクラブのいつもの席で死んでいるのが発見され、その遺言状がややこしい設定だったところから、死亡時刻を突き止めるようにピーター卿は依頼されます。
同じ日に亡くなった妹とどちらが先だったかで、巨額の遺産を受け取る人間が変わってくるのでした。

すぐには姿を見せない相続人の女性の印象が次第に変わり、その描き方がさすがにセイヤーズ!という感じです。
セイヤーズは子供の頃から名前だけは知っていましたが、クリスティよりも教養小説の趣があって、むしろ高く評価されているという話だったんでした。

しかし、どうも前にも読んだことはあるみたい…
セイヤーズは大人になってから読んでるから、十代の頃読んだ本みたいには記憶してないのよねえ(^^;

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