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2005年10月18日 (火)

ボートでご一緒に

ピーター・ラヴゼイ「絞首台までご一緒に」ハヤカワ文庫

クリッブ部長刑事&サッカレイ巡査を探偵役とするシリーズのうちの一冊。
ヴィクトリア朝を舞台にした歴史ミステリです。

タイトルではブラックユーモア漂う短編集かと思いましたが、実はジェロームのユーモア小説「ボートの三人男」を題材にした作品。
その点ではコニー・ウィリスのあの名作「犬は勘定に入れません」と同じ。

ですが~こちらは「ボートの三人男」が1889年に発表されて大人気を博した頃の話で、小説通りにボートでテムズ川を下るのが流行っていたというのが面白い。

ヒロインはうら若き学生のハリエットで、その視点から入っていくために他の作品より若々しい雰囲気で、やや軽めの楽しい話になっています。
大人しい優等生だった彼女が級友にそそのかされて、テムズ川で夜中に裸で泳ぐという企画に乗ったのが運の尽き?
死体を発見してしまい、目撃者としてボートに乗って容疑者を追い続ける警察と行動を共にすることに…

堅苦しい時代だったにもかかわらず、というか、だから余計やりたくなるものなのか?名門の淑女が川で泳ぐというのは大変なこと。
もちろん退学ものなんですが~。
「ダロウェイ夫人」の中にも若い頃の回想で、裸で走り抜けるいたずらがあったのを思い出します。

クリッブ部長刑事のことが名前は覚えがあるけどキャラクターがはっきりしないので(…き、記憶力が…)
リストを調べたら、「マダム・タッソーがお待ちかね」が最終作に当たるとか…えええ、だいぶ前ですよね。あの~サントリーミステリー大賞か何かの受賞作じゃなかったでしたっけ…

調べたら83年でした。これだけハードカバーを図書館で借りて一度しか読んでいなかったために、頭の中で別枠になってたようです。

ラヴゼイは「贋のデュー警部」「キーストン警官」からの文庫の方が私の中ではイメージが繋がってます。
短編集が面白いし、軽妙なバーティ殿下のシリーズがお気に入りだし、ダイヤモンド警視のシリーズも「最期の声」まで読んでいるんですよ。

好きな作家のうちに入ると思うのに~(き、記憶力に問題が…)
読んでないらしい物をリクエストして読んでみます~。

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